転職

退職時に絶対やってはならない事3選

【退職時に絶対やってはならない事3選】

一昔前の終身雇用は崩壊しました。

大手企業だとしてもリストラ、倒産がメディアを賑わせています。

そのような中、

・転職を考えている人

・今すぐでは無くとも条件次第では将来転職を考えても良いと思う人

が増えています。

全く転職を考えていないという人は10人中2〜3人程度であり、
上記に当てはまる人は7〜8割を超えているとも言われています。

ビジネスマンの転職が肯定的になってきたのは2000年を超えてからです。

その為、未だに転職時に間違った認識で転職活動をしている人が多く見られます。

私は人材業界にて8年以上携わり、3000名以上のビジネスマンとお会いしてきました。

そんな中、

何で転職活動時にそんな行動を取ったの?

そんな事をしても絶対特をしないよ?

と思う行動を取る人が一定割合いました。

人材業界で働く人に取っては当たり前でも、転職をいままでした事が無い人にとっては
当たり前では無い事が多数あることを実感しました。

一人でも多くの人に、退職時におけるリスクを減らし、自分自身が大切にしている事を
高められる状況にチャレンジしてもらいたいです。

今回お伝えしたい事は下記3点です。

1.次の会社が決まる前に現職に退職の話をしない

2.退職の話しをする際は、転職先の会社情報を現職には伝えない

3.退職の話しをする際は、現職のネガティブな事は言わない

1.次の会社が決まる前に現職に退職の話をしない

お会いする人の中に、

『現職に退職の話しをしていないのに転職活動をするのは後ろめたさがあります。』

と、言われる人がいます。

現状、ほとんどの人は現職に退職の話しをする前に行っています。

やる事さえやっていれば、後ろめたさを感じる必要はありません。

むしろ、後ろめたさを感じたとしても自分の人生には変えられません。

最初に退職の話しをしてしまうと、限られた選択肢の中から
企業を選ばなければならなくなるリスクが高まります。

退職日が既に決まっているからです。

退職後、入社までの時間を空けても構わないと思っている人もいるかもしれません。

ただ、転職して企業に勤めようと思っているのであれば
離職期間を持つことはおすすめしません。

離職中の人は企業に足下を見られたり、採用時に余計な不安を与えます。

仕事という人生の中で最も多くの時間を使うであろう大切な事柄を、
自分の納得感無い環境で働く可能性を高めるだけです。

そのため、現職に辞めると伝えるタイミングは、転職先から内定を貰った後です。

この順番だけは決して間違えない事を強くおすすめします。

他にも理由はありますが別のタイミングでお伝えします。

2.在籍中に転職先の会社情報を現職には一切伝えない

現職に辞めますと伝えた後、

次はどこの会社に行こうと思っているんだ?

と、聞かれるケースがあります。

辞める事で現職に損害を与えるような会社に転職しないかの確認、
もしくは、引き止める為のネタ探しの意味合いもあります。

この質問に関しては、例え相手が上司や社長だとしても、
一切答える必要はありません。

業務外の内容になるので答える義務はありません。

『転職先にご迷惑になる可能性があるのでお応え致しかねます。』

と伝えるのが得策です。

3.退職の話しをする際は、ネガティブな事は言わない

退職する際に、今まで言えなかった不満を口にする人がいます。

『こんな安い給料じゃ生活が出来ません』『毎日遅くまで、休みも少なく働いて全く疲れがとれません』

さて、何故今から辞めようとしている会社にこの内容を伝えているのでしょうか?

言えなかった事を口にしてスッキリしたい気持ちは解ります。

ただ、そのような事をして本当に自分自身特をするのでしょうか?

お解りの通り、全く特をしません。

もし、給料や労働環境の改善を求めるのであれば、
退職の話しと合わせてするのでは無く、別に改善提案をしましょう。

退職の話しをするという事はもう改善を求めていないという事になります。

また、最もお伝えしたい事は、
仮に給料や労働環境を理由に退職の意思を伝えたとします。

結果、上司より

『解った。給料を今より上げて、早く帰れるように取りはからうから考え直してくれ』

となったら、考え直すんですか?

それで、考え直す可能性があるようであれば、
最初から退職の話しなどしない方が良いです。

その為、理由としてお伝えする内容は

・前向きな話し

・やりたい事にチャレンジする話し

が効果的です。

自分のやりたい事にチャレンジしたいという部下の言葉に、
上司としても無下にする事は出来ないからです。